BuddyCamp、行ってきましたよ!

なにしろ、初めてのBuddyCampということで、

参加者はもちろん、主催者やスピーカーも

はじめはドキドキだったようで。。。

 

 

オープニングで話をした、

BuddyPressの開発リード、John James Jacobyも

(あの、BuddyPress.orgのフロントページの人!)

「プラグインであるBuddyPressが、単独でイベントを

開くようになるなんて、光栄だけど、ちょっと

戸惑ってる自分もいる」と。

 

もっとも、それだけ期待されているのも事実で、

参加者とも、前日のWordCampより、いっそう

熱のこもったインタラクションがあった気がしました。

 

つづいて、WordPressのFounderである、

Matt Mullenwegを交えての、パネルディスカッション。

 

 

John、Booneと、同じくコア開発者の、Raymond Hoh、

それに、BuddyPressのスターティングメンバーの、

Andy Peatling、と豪華な顔ぶれ。

 

BuddyPressをプロジェクトとして立ち上げるに至った経緯や、

日々、開発をすすめていくなかでの悩みなど、

オープンな組織の文化が垣間みれる、

カジュアルなディスカッションでした。

 

そして、いよいよ、本格的なセッションに。。。

トップバッターは、前日のWordCampでも登壇した、

Boone Gorges。

 

 

もっとも、前日とは異なり、BuddyPressの実際の

ユーザーケースを挙げ、きわめて実践的な内容。

以前に、このブログでも取り上げた(こちら)、

ニューヨーク市立大学(CUNY)のケーススタディ。

 

開発にあたって、念頭においていたのは、4つのC

(Cost, Communities, Customizability, Control,

Contribution)だ、と。

 

そして、オープンソースであるがゆえの誤解などと

立ち向かいながらも、

“Build it and they will fund.”

(とにかく立ち上げれば、いずれ予算もとれるはず。)

を合い言葉に開発をすすめてきた、というのが

印象的でした。

 

ニーズに応じて、機能は次々と自ら開発、

プラグインとして公開もしている、という

実に頼もしい先行事例でした。

 

 

アカデミックにつづいて、次は政治分野での事例。

地元カナダのLiberal Party(自由党)の支援者の

ネットワークという、これまた大規模なケースです。

 

BuddyPress(WordPress)を採用するにいたった経緯

にはじまり、実際にツールとして、どんなプラグインを

使っているか(一部はカスタマイズ)、などを

オープンに紹介していました。

 

カナダだけに、多言語対応が必要だったり、といった

ユニークなニーズに加えて、支援者を巻き込むツールとして

BuddyPressのグループページを、Facebookグループの

ページに差し込むFacebookアプリを開発、というのが

面白かったです。(後日、プラグインとしてリリースするかも、

とのこと。)

 

 

こんな流れで、

(もはや、個人的にもアドレナリンが出まくってるなか)

次は、ビジネス関連のユーザーケース。

 

 

iSixSigma.comという、シックスシグマの取得者

(もしくは、これから取得する人)などを集めた

コミュニティサイトを運営しているらしい。

 

自身で立ち上げたこのサービス、実は

いったん売却し、最近になって買い戻した、

という背景があるそうで、

実際に、いまユーザーのエンゲージメントを

高めるためにどういった施策をしているか、

などを話してくれました。

 

この後、質疑応答を経て、午前は終了。

 

セッションの合間にも、個別にいろいろ質問したりして

メチャクチャ有意義な時間を過ごしました!

 

午後のセッションと2日目については、

後編として、帰国後にまとめます。